「価値創造」のラインナップ

価値Ⅰ「知的パフォーマンスの開発」Knowledge


 

 六階層構造の三角形は「認識の論理構造」(R.Dilts)です。


 「関係性・状況」(環境)感知することで必要な「行動・活動」認知し、求められる「能力・スキル」認識1 することで「 価値観」、「アイデンティティ」認識2できる実践レベルの絵姿が観えてきます。

 

 そして上位パーパス(貢献認識)までが成立すると上位の概念が下位を規定・統一して個人と組織の自己認識・価値観に行き渡り「能力・スキル」の確かな裏付けとなります。

 「能力・スキル」は「行動・活動」の動機付けとなり、関係性・状況(環境)を自ずと改善・進化させるシステムが完成します。

 この知的パフォーマンス開発が『組織開発の戦略的プロセス設計』の転機となり起点になります。

 また、ここからイノベーションのエンジンとなる「実践する知」を生成し活かし続ける大航海に出ることになります。

  生成AIとのビジネスマッチの拡がりにもつながります。

 

2022年06月23日

価値Ⅱ「意味の共感・共有」Dialogue


 以下のメタファーは、主に言葉で行うコミュニケーション(独白>雑談>会話>対話>論議>議論)を川の流れのストーリーにしてみました。


 Communicationとは、お互いの認識を変える意味を持ちます。

  com「ともに」mun「変わる」-ation「すること、するもの」が原語にお  ける意味であり、源流からの流れが河口において「Communication」を  創り出すことが目標になります。

 

 異分野クロスオーバーに例えられる汽水域(海水&淡水)は🐟🐙種類・量・質ともにイノベーティブな領域(河口)す。   

 その河口に向かい源流にある清流は興味あることのMonologue(独り言)で、夫々に多様な栄養素(=意味)を含む支流が混流(雑談)して一本のDiscourse(意味の合流=本流)となります。

 河口までに更なる支流との合流を繰り返しながら流域(チーム・組織・社会)ではDialogue(水草と魚類等の出会い=意味の交流)が起きて河口域では海とのクロスオーバーによる豊かな価値🐟🐙(有用性高い実践する知)が育ちます。

2022年06月25日

価値Ⅲ「育てる関係性の質」Relationship

 

 人は誕生の時より父母との関係性の生活から始まり、あなたが生きる領域の関係性は自分が変わることや多様な繋がりを作ることで育つモノとご理解下さい(真の孤立無援はあり得ないの意)。


 乳幼児でも関係性に関わる事象には敏感に反応することが観察され、関係性は人類が獲得した進化の型であると考えられます。

 科学的には、前頭皮質と側頭連合野、大脳辺縁系の回路から生じる親和的動機、社会的動機、行動結果の予測などが相互作用すること(乳幼児の成長の様なプロセス)によって関係性の基礎が作られます。

 この関係性は個人、組織、社会、国家、世界とフラクタル構造(部分が全体に相似する形)が認められます残念ながら、ウクライナ、パレスチナで起きていることは「社会>組織>個人」の間でも相似するということです私たちは人間から世界に向かって働きかけることでのみ変化を手に入れられるというこだと思います。

 

 リーダーシップトップダウンのイメージが相変わらず強いですが述べてきたように対立を突破する型は”深刻な欠陥”を抱えています。

 求められるのは「リレーショナル・リーダーシップ」であり、「効果的に意味を引き出す交渉をする能力(ナラティブ・アプローチ)のリーダー」です。

 そこにあるのは「気付くこと」であり、お仕着せでも馴れ合いでもない「正対・尊重」を旨とした闘う必要性を作らない文化の質です。

2022年06月25日