価値Ⅲ「育てる関係性の質」Relationship

 

 人は誕生の時より父母との関係性の生活から始まり、あなたが生きる領域の関係性は自分が変わることや多様な繋がりを作ることで育つモノとご理解下さい(真の孤立無援はあり得ないの意)。


 乳幼児でも関係性に関わる事象には敏感に反応することが観察され、関係性は人類が獲得した進化の型であると考えられます。

 科学的には、前頭皮質と側頭連合野、大脳辺縁系の回路から生じる親和的動機、社会的動機、行動結果の予測などが相互作用すること(乳幼児の成長の様なプロセス)によって関係性の基礎が作られます。

 この関係性は個人、組織、社会、国家、世界とフラクタル構造(部分が全体に相似する形)が認められます残念ながら、ウクライナ、パレスチナで起きていることは「社会>組織>個人」の間でも相似するということです私たちは人間から世界に向かって働きかけることでのみ変化を手に入れられるというこだと思います。

 

 リーダーシップトップダウンのイメージが相変わらず強いですが述べてきたように対立を突破する型は”深刻な欠陥”を抱えています。

 求められるのは「リレーショナル・リーダーシップ」であり、「効果的に意味を引き出す交渉をする能力(ナラティブ・アプローチ)のリーダー」です。

 そこにあるのは「気付くこと」であり、お仕着せでも馴れ合いでもない「正対・尊重」を旨とした闘う必要性を作らない文化の質です。

2022年06月25日